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イタリアンレストラン内装工事

OsteriaPizzeria ALBERO

兵庫県姫路市紺屋町74 KJビル 1F

ALBERO(アルベロ)は本場ナポリのピザ窯で焼き上げるピザが自慢のイタリアンレストランです。

神戸でイタリアンの修行をされたオーナーさんが地元で開業したいということで、弊社が相談を受けさせていただきました。すでに物件は見つけてあるとのこで早速、現調へ伺いました!

到着です、姫路駅前のおみぞ筋という商店街の中です。この商店街は近年、いろんな店舗が出店し、賑わいをみせるようになりました。さて、物件ですが、不動産屋さんが壁と天井の修繕をしてくれてましたので、大助かりです。しかし奥の方は中途半端な状態でこちらは改装が必要です。外壁は昔の金属サイディングということでこちらもやり直しです。

いろいろ、課題はありますが飲食店の物件としては問題なさそうなので、ここに決定されました。弊社で提案した店舗のイメージパースです。大きなポイントはなんと言っても巨大なピザ窯です。これをいかに効果的に見せるかを中心にレイアウトを組みました。また、昔の建築のなごりか間口が非常に狭いため広々とした客席がとれないので、代わりに温かみのある優しい雰囲気になるように考えました。店舗の外装、内装デザインや厨房機器の打ち合わせをかさね、いよいよ工事開始です!

まずは水道設備工事からです。厨房となる場所に給水・給湯・排水管がセットされていきます。全ての水道工事が完了したら水圧をかけて漏水チェックを行います。もちろん問題ありません!

入り口の床ですがなんとも言えないカラーでまったく使えないので解体します。ここにはレンガを入れようと思います。

中では空調工事が行われています。 さて、お次は土間のコンクリート打設です。割れ防止のためワイヤーメッシュを敷き詰め、いざ打設!ですが、ここは駅前の商店街なのでミキサー車が入ってこれないので、近くに停車して一輪車で運びます。打設し終わったら、なんどもなんども均一になるように鏝でしごいていきます。根気のいる作業です。

仕上がった土間に防水層を作っていきます。これで仕上がりではありません、この上にさらにコンクリート打設してやっと完成なのです。

余談ですが、、奥の部屋に謎の鉄の扉があり、開けてみると倉庫でした。この中の天井に新聞がへばりついているのですが、昭和26年!そんなときからあるのですね。

防水層に仕上げのコンクリートを打設します。これも綺麗に均します。

お気づきでしょうか?天井や壁から配線が出ていますね、電気屋さんが仕込みをしてくれました。

こちらは屋根の上です、厨房の排気ダクトの工事をしています。天井と屋根を貫通してニョキっとでています。エアコンの室外機もこちらに設置しております。

厨房に戻ります、厨房のコンクリートの立ち上りの上に水切りをつけました。厨房の壁に軽天屋さんがケイカル板を貼り付けています。貼り付けた後は、白で塗装しました。明るい雰囲気になりましたね。

そして、いよいよこの瞬間がきました!ナポリから来たピザ窯の搬入です。おみぞ筋をゴロゴロ転がっていきます。ここからは搬入のプロたちにお任せです。パレットリフターとジャッキを器用に使い厨房の中へ押し込みます。

無事、搬入できました!ピザ窯には排煙装置が必要なのでその工事をしております。この装置は煤を外部に出さない仕組みとなっており、近隣へのご迷惑にならないすぐれものです!

ピザ窯が入るまで外壁や内部壁の工事ができなかったので一気に進めます、外部に足場を立てておりますが、このような駅前などで足場を立てるには警察の許可や近隣の方への配慮が重要になってきます。

またまた厨房へ戻って、厨房設備が搬入されていきます、奥でオーナーさんがピザ窯に火入れをしています。1種間ほどかけて窯に残った湿気を乾燥させるそうです。なぜこの作業が必要か??それは後に窯に貼るのですが、窯が乾燥した時にタイルも一緒に割れてしまうからです。

いよいよ大詰めです!内装屋さんがクロスを施工しています、表では看板屋さんがテントを設置し、ガラス屋さんが窓にガラスを入れてくれました。ちなみにこのガラスは強化ガラスと言って通常のガラスの3?5倍の強度があると言われています。万が一割れても粉々になる特性がありますので、大きな事故を未然に防ぐことができます。駅前のような通行人が多い場所ではこういう配慮も大切ですね。

トイレの手洗いです、大工さんに下地を組んでもらいおしゃれなタイルを貼っていきます。

内装もほぼ完了し、照明器具が設置されます。そしてトイレもセットされ手洗いが完成しました。かなりこじんまりとした洗面ですが、かわいらしいデザインで印象も良さそうです。

入り口のドアがつき、塗装が施されました。当初は茶色の予定でしたが、やはりアクセントを入れようということでこのブルーに。そして、冒頭で解体した入り口の床には、スペイン産のリサイクルレンガを埋め込みました。雰囲気あっていいでしょう!入り口の段差にはピンコロという石を積み重ね重厚感をだします。

さぁいよいよ工事完了が近づきました!店内はほぼ完成です、外部に弊社でデザインしたロゴが看板となって設置されます。やっぱり看板って大切ですね、一気に店らしくなります。

忘れてはいけません!ピザ窯のタイル貼りです。乾燥してたくさんのクラックが入っていました。念入りに補修してタイルを貼っていきます。色違いのタイルを文字に見えるように貼っていきます。ところどころに金色のタイルをアクセントで入れています。かっこいいですね! 工期約一ヶ月長いようで、あっという間でしたが完成しました!

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